恩師訪問

妻子を連れて、母校を訪れてU先生、N先生に近況報告を兼ねてご挨拶。
夫婦とも学部時代から大学院までお世話になったので、子連れで会うのが不思議な感じ。

退官を控えられたU先生はすっかり丸くなられていた。乙に「お名前は?」「何歳ですか?」と聞いてる姿はどう見てもおじいちゃん。
それでも、先生に「イシグロは最新作を一人称でなく三人称で書いてるんだっけ?」と尋ねられて「絶対違う」と思いながらも、「これは何かの謎かけか」と勝手に深読みして気持ちがゆらいでしまう。やはり師弟のフレームを一歩も出てないことを痛感。というより、相変わらずイシグロのことを聞かれてしまうことに、弟子として一抹の寂しさ。まぁ、他のこと聞かれても困るのは事実だけど。

その後N先生とK女史と昼食。先生は少し痩せられてたけど、お元気そうな印象で安心。乙を膝に乗せたりして意外と子供好きな様子。乙も茶碗蒸しをもらって、すっかり手なずけられていた。K女史が結婚後も夫婦で母校の近くに住まわれていることに軽く驚く。
「あー、わたしも子供が欲しくなってきたわ」という発言に3人で絶句。