35歳でのリアル

部屋に生命保険の勧誘が来る。
今の保険も子供が生まれる前のものなので、子供が2人になってそろそろ見直しか、とも思っていたので、少しお話を聞く。
ところが、「ご主人に“万が一”のことがあった場合に・・・」、「もしもの時には・・・」、「いざというときに・・・」などと繰り返されるものだから、万ではなく千回に一回くらいで起こりうるんじゃないか、という気になってきて、暗澹とした気分になる。
本を読んでて「死」が鍵語になってるのを目にすることはあるが、「死を思え」も「自分が死んだ後のことを想像する」というのも、口で言うほど簡単ではないな、と改めて思う。

勧誘員の方がモデルプランを出してくれるが、やはり保険料が・・・。死んだ後の保障は厚いかもしれないが、この保険に入ることで、現世での寿命が縮みそうだ。もしもに備えることで、そのもしもを呼び寄せてしまうこともあるのかな、などと思う。