父親参観日

父の日に合わせて、お兄ちゃんの幼稚園の父親参観日。
ママ大好きの乙が一人でちゃんとやってるんだろうか、というのは最近の心配事の一つであった。
通い始めた4月頃には、妻が「幼稚園楽しい?」と聞くと、最初は「うん、楽しいよ、ときどき泣いてるけど」と気になる返答をしてたので、参観日当日は父親の方が緊張しながら二人で幼稚園に向かう。

全体の印象は、天気で例えれば「曇り一時雨、時々晴れ間」という感じだろうか。
先生へのお返事も、控えめではあるが通る声でしてたし、お歌や踊りは周りの子より上手だった(あくまで親のひいき目だろうけど)。泣きそうな目でこちらを振り向いたときには、思わずこちらに呼んでしまいそうになったがグッと我慢。「ヤキモキする」とはこういうことかと妙に納得。

帰り際に担任の先生に「よろしくお願いします」と挨拶しながら、いくら心配でも手出しせずに「お任せ」するしかない場面がこれからどんどん増えてゆくのだなぁ、と実感。もっとこの子に向き合ってあげてればよかった、とすでに手遅れの感を覚える。この子が将来問題児になったりしたら、3歳までの時に父親の関わりが不十分だったせいだとか思いかねない、と(不毛な)想像してみると笑えなくなった。

頑張ったご褒美に、お気に入りのラーメン屋で味噌ラーメンとチャーシュー丼を二人で分ける。「毎日ここのラーメンでもいいよ」とバクバク食べる息子を見て、ちゃんと一人前のラーメン注文してやる日も遠くないな、と小さな自立の予感。