イギリス日記

帰国してみると、それぞれの事情で後期から授業が続けられなくなったという先生がいらっしゃるので、抜けた穴を埋めたり、そのための提出書類を整えたり。

そうこうしているうちに早くもイギリス出張の日がやってくる。
それまでは全く雨の降らない日が続いていたのに、前日は狙ったように台風が日本直撃。電車が止まって帰れなくなったりなど、雨男の本領発揮かと思われたが、何とか出発当日は晴れる。

12時間のフライトの後、10年ぶりのイギリス。空港が前よりもきれいになってたので驚いた。
そのままバスに乗ってキングストンへ向かい、次の日は某女性作家に関する学会に参加。
アイリス・マードックというと、あまり聞かなくなっていた印象があったのだけれど、200名近くが集まっていて、こういう世界もあるのか、と感心する。2日間にわたり、多彩なテーマの面白そうな発表がセミナー形式でいくつも平行して行われていて、全く専門ではないけれど、興味を引かれるままにいくつか渡り歩く。哲学者でもあったということで道徳や倫理と小説についての発表が面白かったように思う。それから知人の先生の発表を拝聴。事前には色々心配されてたけど、質疑応答も全く危なげないパフォーマンスでしたよ。
その後パブで慰労会。久々にエールを堪能。
いろいろ勉強させてもらったので、これからの活動に活かしてゆかねばと思う。